ジムへ通う時間が確保できないビジネスパーソンであっても、自重を巧みに利用することで強靭な肩を作り上げることは十分に可能です。ウエイトを持たない三角筋自重トレーニングでは、自身の体重を適切な角度で肩関節へと導くポジショニングが成否を分けます。
自宅で実施できる肩幅を広くする筋トレ方法として、Welluluなどのフィットネス専門メディアでも高く評価されているのが「パイクプッシュアップ」です。腕立て伏せの姿勢から腰を高く突き上げ、身体で「逆V字」を描くように構えます。この状態から頭頂部を両手のやや前方へ向けて斜めに下ろしていくことで、自重によるショルダープレスと全く同じ運動軌道を生み出すことができます。強度が不足する場合は、足をベッドや椅子の上に載せて傾斜を強めることで、三角筋前部から中部への負荷を自在に高めることが可能です。
さらに、効果的な三角筋筋トレ自宅メニューを構築するなら、安価で場所を取らないトレーニングチューブ(レジスタンスバンド)の併用が極めて有効です。チューブは伸長するほど負荷が強まる「漸増抵抗」の特性を持つため、自重トレでは不足しがちな収縮ポジションでの負荷抜けを補完できます。サイドレイズやリアレイズの軌道に合わせて足でチューブを踏み、丁寧なネガティブ動作(ゆっくり戻す動作)を意識するだけで、高価なダンベルセットに引けを取らない刺激を自宅のリビングで生み出すことができます。