服用タイミングと同様に見落とされがちなのが、薬を飲む際の「水の量」と「飲み物の種類」です。少量の水やつばだけで錠剤をごくりと飲み込む行為は、極めて危険な習慣と言わざるを得ません。
水が少なすぎると、カプセルや錠剤が食道の内壁に貼り付き、そこで溶け出して局所的な潰瘍(食道潰瘍)を引き起こす恐れがあります。薬を服用する際は、必ずコップ1杯(約180〜200ml)程度の水またはぬるま湯を用意し、胃の奥まで確実に薬を届ける必要があります。
また、お茶やコーヒー、グレープフルーツジュース、牛乳などで薬を飲むのも避けるべきです。カフェインやカルシウム、果汁に含まれる成分が薬の代謝酵素や吸収経路を阻害・促進し、効き目が弱まったり逆に効きすぎたりする予期せぬ相互作用を生む原因になります。