ベッドやキャットタワーで丸くなって眠っている愛猫に「〇〇ちゃん」と優しく呼びかけた瞬間、目も開けずに尻尾の先端だけがトントンと床を叩くように動いたことはありませんか。これは、猫ならではの「最小限のエネルギーで行う愛情深いお返事」です。
野生下において体力を無駄遣いしない習性を持つ猫は、休息中に完全な覚醒状態を作ろうとはしません。しかし、信頼している飼い主の声はしっかりと聞き取っており、「あなたの声だと認識していますよ」という敬意と安心感を、尻尾の先を動かすことで返答しています。
もし名前を呼んだ時に耳がピクッとこちらを向き、同時に尻尾の先端が動いたなら、それは深い信頼関係が築けている証拠です。無理に起こして構うのではなく、「お返事ありがとう」と心の中で受け止め、そのままそっと寝かせてあげましょう。