古くから「ハーブの女王」「万病の薬」と称されてきたよもぎは、現代の食品栄養学的な分析においても傑出した機能性が実証されています。
文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」などのデータによると、生のよもぎ可食部100g中には食物繊維が約7.8gとゴボウを凌ぐ豊富さで含まれています。さらに、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは5300μgと緑黄色野菜の中でもトップクラスの数値を誇ります。
注目すべきは、血液凝固や骨形成に不可欠なビタミンK(約340μg/100g)や、造血を助ける葉酸(約190μg/100g)の含有量の高さです。また、鮮やかな深緑色を構成する「クロロフィル(葉緑素)」は、小腸に溜まった老廃物の排出を促すデトックス作用や、血中コレステロール値の改善をサポートする抗酸化機能が学術的にも注目を集めています。
春先特有の寒暖差や環境変化で自律神経が揺らぎやすい現代人にとって、シネオールによるリラックス効果と高濃度の微量栄養素を兼ね備えたよもぎは、極めて理想的な機能性食品と言えます。