車検シールの貼る位置が変わった!運転席上部義務化と罰則を徹底解説

車検シールの貼る位置が変わった!運転席上部義務化と罰則を徹底解説

車検シールの貼る位置が変わった!運転席上部義務化と罰則を徹底解説にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

新基準の施行から数年が経過した現在でも、自動車ディーラーの整備フロントや民間指定工場(車検場)には、ドライバーからの困惑やクレームが一定数寄せられています。自動車コミュニティやSNS上で見られるリアルな声と、現場で起きている代表的なトラブルは以下の3つに大別されます。

最も多く聞かれる不満が、「運転中に視界へシールが入って鬱陶しい」という違和感です。長年クリアな視界に慣れていたベテランドライバーほど、右上に約4cm四方の四角い物体が常駐することに心理的な圧迫感を覚える傾向があります。「右折時に歩行者や対向車を確認する際、一瞬死角になる感覚がある」という指摘もありますが、保安基準上は「運転者の視野を妨げない位置」と明記されているため、ガラスの最上部・右端ぎりぎりに貼り付けることで、ピラー(柱)の陰と一体化させ違和感を最小限に抑えることが現場整備士の間で推奨されています。

次に頻発しているのが、「ドライブレコーダーや車検ステッカーの貼り替えミス」です。近年は前後2カメラやフロント360度カメラ付きのドライブレコーダーを装着する車両が大半を占めています。運転席側上部にドラレコ本体が設置されている場合、車検シールがドラレコカメラの視界に映り込んでしまったり、逆にシールの貼り付け作業スペースが確保できずに無理に貼って気泡だらけになったりするケースが報告されています。

さらにディーラー関係者が警戒するのが、「保安基準適合標章(仮ステッカー)の期限切れとシールの貼り忘れ」です。車検を整備工場で受けた際、新しい車検証と車検シールは後日郵送または店頭受け取りになるケースが少なくありません。それまでの間はフロントガラスに有効期間15日間の「保安基準適合標章」を仮貼りしますが、本物の車検シールが届いた後、「貼るのが面倒でダッシュボードに入れっぱなしにしていた」というユーザーが後を絶ちません。現場の整備士は「適合標章の期限が切れた状態で本シールを貼らずに走ると、無車検運行や標章不表示として取り締まりの対象になる」と強い危機感を募らせています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。