Q1:自宅の庭でアライグマやクビアカツヤカミキリを見かけたらどうすべき?
A1:アライグマを見かけた場合、気性が荒く鋭い爪や牙を持ち、感染症を媒介する恐れがあるため絶対に素手で触ったり近づいたりしないでください。特定外来生物を生きたまま捕獲して運搬することは法律で禁止されているため、速やかにお住まいの自治体(鳥獣被害対策窓口や環境保全課)へ連絡し、専門の捕獲罠の設置や対応を依頼してください。クビアカツヤカミキリの成虫を発見した場合は、その場で踏み潰すなどして確実に駆除した上で、被害のあった樹木の場所や本数を自治体の環境窓口へ通報することが推奨されています。
Q2:昔から日本にいるミドリガメやアメリカザリガニを飼い続けるのは違法?
A2:現在飼育している個体をそのまま自宅で飼い続けることは違法ではなく、特別な許可も必要ありません。2023年6月に指定された「条件付特定外来生物」の規定では、これまでペットとして親しまれてきた背景に配慮し、一般個人が現在飼育している個体を寿命を迎えるまで飼い続けることが認められています。ただし、飼育個体を池や川に逃がす行為、新しく野外で捕獲した個体を販売・購入・頒布する行為、他人に譲渡するために移動させる行為などは法律で厳しく禁止されており、罰則の対象となります。
Q3:すべての外来種が悪者なのですか?有益な外来種は存在しない?
A3:すべての外来種が生態系に悪影響を与えるわけではありません。私たちが日常的に口にしているコメ(稲)、トマト、ジャガイモ、タマネギなどの農作物や、牛・豚・鶏といった家畜のほとんどは、歴史的に海外から導入された外来種です。これらは人間の厳重な管理下で栽培・飼育されており、自生して野生の生態系を破壊するリスクが極めて低いため問題視されません。環境保全の観点から問題視され排除の対象となるのは、管理の手を離れて野外に逸出し、在来種の存続や人間の生命・産業を脅かす「侵略的外来種」です。