ネット上の掲示板やSNS、知恵袋には「佐賀西は課題で潰れる」「私立は特待生以外行く意味がない」といった極端な言説が散見されます。しかし、実際に学校生活を送る生徒や卒業生、進路指導を行う学習塾の証言を突き合わせると、各校の生々しいリアルが浮かび上がってきます。
佐賀西高校進学実績と評判について、大手進学塾の教務主任はこう証言します。
「『佐賀西は課題が多い』と言われますが、実態は逆です。佐賀西が求めているのは徹底した自主自律です。与えられた課題をこなすだけの受動的な生徒は、入学後に上位と下位で真っ二つに割れます。下位2割に入ってしまうと、地方国立大への現役合格すら危うくなる。ブランド名に甘えず、自学自習を確立できる生徒にとっては最高の環境ですが、手取り足取り面倒を見てもらいたいタイプには過酷な現場です」
一方、全国から多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる早稲田佐賀高校では、独自の競争環境が存在します。卒業生の手記や保護者のリアルな声には、推薦枠を巡る生々しい現実が記されています。
「早稲田大学への推薦枠が50%あるということは、学年の半分は一般受験に回るということです。定期試験の順位がそのまま大学進学に直結するため、学内選考のプレッシャーは高校1年の一学期から始まります。寮生活で切磋琢磨できる強さがないと、途中で精神的に息切れしてしまう生徒もいます」
さらに見逃せないのが、佐賀県私立高校特待生制度の進化です。佐賀清和高校や龍谷高校などの特進コースでは、公立上位校の併願者に対し「3年間の授業料全額免除+奨学金支給」を提示し、優秀な生徒の囲い込みを積極化させています。特待制度を利用して進学した生徒の保護者からは、「公立に行って大手予備校に高額な費用を払うより、特待生として私立で手厚い補習や共通テスト対策を受ける方が、結果的に旧帝大や難関国立大に手が届いた」という現実的な満足度を示す証言が多数寄せられています。