全国の47都道府県を見渡した際、「県名と県庁所在地名が一致する県」と「一致しない県」の区分は、初等教育や各種試験で定番の論点となります。和歌山県は「和歌山県=和歌山市」で完全に一致するため、暗記の難易度自体は高くありません。しかし、ネット上や受験生のコミュニティでは、しばしば以下のような誤認や混乱が見られます。
「和歌山県の中心は白浜や那智勝浦など有名な観光地がある南のほうではないか?」という思い込みです。観光ガイドブックやテレビ番組で取り上げられるアドベンチャーワールド、熊野古道、白良浜といった強力な観光コンテンツがすべて中南部に偏っているため、県庁も県の中央付近(御坊や田辺)にあると錯覚してしまうケースが後を絶ちません。
【試験や雑学で一生忘れないスマートな覚え方】
教育現場や受験指導の専門家が推奨する覚え方は、「地形と産業のリンク暗記法」です。
『本州最南端の潮岬を抱える巨大な紀伊半島、みかん・梅・柿の収穫量日本一を誇るフルーツ王国だが、殿様が城を構えたのは大阪に一番近い川の河口=和歌山市』というストーリーで記憶します。豊臣秀吉の紀州征伐後に築城され、徳川頼宣が入城した和歌山城の立地がそのまま県都になっているため、「紀州徳川家の城下町=和歌山城=和歌山市」と結びつけることで、地理的な位置(最北西端)と市名を論理的に定着させることができます。