死刑確定後、住田紘一は広島拘置所に収容され、死刑囚としての生活を送ることになりました。拘置所内では読書や宗教的な教誨を受けながら、静かに執行の日を待っていたと伝えられています。
そして2017年7月13日、法務省の命令により住田紘一の死刑が執行されました。享年34歳でした。事件発生から約5年10カ月、死刑確定から約4年5カ月という、近年の死刑執行までの期間としては比較的早い段階での執行でした。
死刑執行から歳月が流れた2026年現在においても、住田紘一死刑囚の事件は裁判員制度における「量刑判断のメルクマール」として法曹界や大学の法学部などで研究対象とされ続けています。被害者数が単数であっても、手口の残虐性や計画性、動機の悪質性が極めて高い場合、市民感覚を反映した裁判員裁判が毅然として死刑を選択することを示した象徴的な事例です。