1度目の入院を経て無事に仕事復帰を果たした河本さんでしたが、病気の脅威は去っていませんでした。初発から約5年が経過した2015年9月、急性膵炎が再発し、再び緊急入院することになります。
医学的にも、急性膵炎は一度発症すると再発リスクが高く、再発を繰り返すことで膵臓の組織が繊維化する「慢性膵炎」へ移行し、将来的な膵臓がんの発症率が跳ね上がることが知られています。医師からは「次に同じことを起こしたら、本当に命の保証はない」と、強い警告を突きつけられました。
2度目の入院では、肉体的な苦痛だけでなく「また周囲に迷惑をかけてしまった」「二度と舞台に立てないのではないか」という精神的な絶望感とも闘うことになります。ベッドの上で自らの生き方と真正面から向き合い、これまでの自堕落な生活との完全な決別を決意したターニングポイントとなりました。