アメリカ心理学会(APA)の年次レポートや心理学専門誌『Psychology Today』では、刺激に対する感情反応速度に関する最新論文が相次いで掲載されている。それらの研究によれば、感受性の高い個体ほど感情の内部発生から顔面筋への刺激伝達スピードが早い。
国内で啓発活動を行う日本HSP協会も、感情の微細な揺れが表情に与える影響について情報を発信している。相手が発した一言に対して、顔全体の筋緊張が瞬間的に変化するのは、脳内で膨大な文脈解釈が走っている証拠だ。
相手への過度な共感ゆえに、相手が悲しい時には眉間が下がり、相手が焦っている時には唇が微かに薄くなる。無意識の「鏡合わせ反応」が顔に出ているのだ。