スマートシティの最前線へ——新庁舎とともに進化する「会津若松市役所」が提示する、2026年の自治体モデル

スマートシティの最前線へ——新庁舎とともに進化する「会津若松市役所」が提示する、2026年の自治体モデル

スマートシティの最前線へ——新庁舎とともに進化する「会津若松市役所」が提示する、2026年の自治体モデルの全体像を詳しく解説してご紹介します。

新庁舎の窓口業務は「書かない・待たない・迷わない」を徹底している。事前にスマートフォンでマイナンバーカードを読み込み、簡単な質問に答えておけば、到着と同時に必要な手続きが画面上にリストアップされる仕組みだ。高齢者の利用も多く心配されたが、現場ではコンシェルジュが手厚くサポートするため、むしろ「以前より圧倒的に楽になった」と市民からの評判は上々だ。

さらに、庁舎内のバックヤードでは業務の自動化(RPA)や生成AIによる一次処理が定着しており、職員の作業時間は大幅に削られた。これにより生み出された余力は、手厚い福祉相談や複雑な個別ケアへと振り向けられている。テクノロジーは人間を排除するためではなく、人間による人間へのケアを深めるために使われているのだ。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。