ネット上やSNSでは時折「博多のバスでSuicaが弾かれた」「使えなくて焦った」という声が見受けられます。なぜ対応路線であるにもかかわらず、決済エラーが起きてしまうのか。主な原因は次の5点に集約されます。
1つ目は、乗車用リーダーへの「タッチ忘れ」です。福岡のバスは後払い方式のため、乗車時にカードをタッチして「どこから乗ったか」のデータを記録させなければなりません。乗車時のタッチを忘れてそのまま降りようとすると、降車時にエラー音が鳴り響き、運転手による手動での乗車地確認作業が発生します。
2つ目は、残高不足です。乗車時に最低運賃分の残高がない場合や、降車時の運賃に対して残高が1円でも不足しているとゲートを通過できません。
3つ目は、複数枚のICカードやスマホケースの電波干渉です。カードケースにSuicaとクレジットカード(タッチ決済機能付き)や社員証などを重ねて入れていると、リーダーが読み取りエラーを起こします。
4つ目は、高速バス・予約制長距離バスの一部例外です。西鉄が運行する短距離高速バス(福岡〜北九州線や福岡空港〜太宰府間の「旅人」など)は交通系ICカードが使えますが、一部の本州方面行き夜行高速バスや座席指定の予約制長距離路線では、車内でのSuica直接タッチ決済に対応していないケースがあります。
5つ目は、他社が運行する一部のコミュニティバスです。福岡都市圏外縁部を走るごく一部の地域限定バスや臨時シャトルバスの中には、交通系ICカードリーダー自体を搭載していない車両も存在するため注意が必要です。