ノーパンから機能性へ!女性下着の歴史と白木屋火災の真相に迫る

ノーパンから機能性へ!女性下着の歴史と白木屋火災の真相に迫る

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一方、西洋における下着の歴史は「女性の肉体拘束とそこからの解放」の歴史そのものでした。16世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパの貴族女性は細いウエストを理想とする美意識から、鯨骨や金属の骨組みを入れたコルセットで極端に胴体を締め付けていました。内臓変形や呼吸困難を引き起こすほど過酷だったコルセットは、美の象徴であると同時に女性を抑圧する拘束具でもあったのです。

この状況に転換点をもたらしたのが、20世紀初頭の第一次世界大戦と社会進出でした。コルセットからブラジャーへの変遷を決定づけたのは、1914年にアメリカのメアリー・フェルプス・ジェイコブがハンカチとリボンを組み合わせて特許を取得した構造です。これが現代に続くブラジャー誕生の経緯となりました。

デザイナーのポール・ポワレらによる「コルセット無用のドレス」の発表や、活動的なライフスタイルの定着により、バストを「上から吊るして支える」ブラジャーは瞬く間に欧米全域へと広まっていきました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。