ネット上の掲示板やSNSで囁かれる「長崎ダイヤランドはゴーストタウン化している」「空き家だらけで衰退している」という噂は、現場の実態を反映していません。たしかに1980〜90年代の一次取得者が70代〜80代を迎え、統計上の高齢化率は上昇傾向にあります。しかし、これは日本全国の大規模ニュータウン共通の過渡期現象です。
現地を歩くと明白ですが、管理不全で放置された危険空き家はほとんど見受けられません。手放された物件の多くは地元不動産業者によって買い取られ、全面リノベーション済みの中古一戸建てとして再市場化されています。長崎市中心部の新築マンション価格が高騰するなか、「敷地60坪・建物40坪の広々とした庭付き一戸建てが、フルリフォーム込みで2,000万円前後で手に入る」という圧倒的なコストパフォーマンスが、20代〜30代の子育て世帯を呼び戻しています。
さらに長崎市南部エリアでは道路網の改良や生活インフラの再整備が進んでおり、女神大橋(ヴィーナスタウン方面)を経由した臨海部へのアクセス向上など、街の閉塞感を打ち消す要素が着実に増えています。