物理的な弾きやすさや音量問題を把握した上で、最も本質的な選択基準となるのが「自分がどんな音楽を奏でたいか」という情熱の方向性です。難易度だけで選んでしまい、本来やりたかった表現と乖離してしまっては本末転倒です。
もしあなたの目標が、お気に入りのシンガーソングライターのように1本のギターで歌う「弾き語り」であるなら、迷わずアコギを選ぶべきです。エレキギターでも弾き語りは可能ですが、生ギターならではの温かみのある箱鳴り感や、コードをかき鳴らした際の一体感はアコギでしか得られません。キャンプや公園など、屋外へ気軽に持ち出して爪弾くライフスタイルもアコギならではの特権です。
一方で、ロックバンドの迫力あるリフを刻みたい、ボカロ曲やアニソンのテクニカルなソロを弾きたい、エフェクターを駆使して空間系の幻想的なサウンドを作りたいという希望があるなら、エレキ一択となります。自分が惹かれるギタリストの立ち姿や楽曲のジャンルを素直にトレースすることが、日々の練習を継続させる何よりの原動力になります。