佐々木朗希の投球を語る上で欠かせないのが、ストレートとフォークを軸に据えながら、状況に応じて織り交ぜる多彩な球種構成です。
プロ入り以降、主に以下の球種を駆使して打者を圧倒してきました。
- 最速165km/hのフォーシーム:高めの釣り球として空振りを奪い、打者の目線を上げるベースボールの軸。
- 140km/h台の高速フォーク(スプリット):追い込んでからの絶対的ウイニングショット。空振り率は驚異の50%超を記録。
- 130km/h台後半のスライダー:横の揺さぶりを加え、打者にフォークの的を絞らせないアクセント。
- カーブ(チェンジアップ系):緩急をつける目的でカウント球として投じる稀少な選択肢。
2026年に達成した完全試合(19奪三振、13者連続奪三振の世界新記録)でも、奪三振の多くを仕留めたのはフォークボールでした。カウントを整えるストライクゾーン内のフォークと、見逃し三振を狙う低めの境界線、そして空振りを誘うボールゾーンへのフォークを意図して投げ分ける制球力が備わったことで、奪三振能力は世界トップクラスへと到達しています。