裕次郎さんの急逝は、自身が率いた「石原プロモーション」および俳優集団「石原軍団」にとっても存亡の危機を意味していました。その重責を一身に引き継いだのが、裕次郎さんを心から兄貴と慕っていた俳優の渡哲也さんです。
渡さんは裕次郎さんの死後、社長職に就任。裕次郎さんが遺した「ファンを大切にしろ」「映画やドラマで日本中を元気にしろ」という遺志を守り抜き、炊き出し活動や迫力あるアクション作品の制作など、石原プロの看板を背負い続けました。
裕次郎さんの死はひとつの時代の終わりを告げるものでしたが、彼が築き上げたエンターテインメントへの情熱、仲間を家族のように大切にする石原軍団の絆は、渡さんをはじめとする後輩たちへ確実に受け継がれていきました。