統計学の始祖とされる近代統計学者カール・ピアソン以来、データを整理して特徴を掴む記述統計学の手法は時代を超えて洗練されてきた。その中でも最も基本的な概念の一つが相対度数である。
相対度数の基本的な計算公式は「個別の階級の度数 ÷ 度数の合計(全体数)」だ。例えば、クラス全体で40人の生徒がおり、あるテストで80点以上をとった生徒が10人いた場合、その階級の相対度数は「10 ÷ 40 = 0.25」となる。パーセンテージで表現すれば25%だ。
なぜ生の数値(度数)そのままではなく、相対度数に変換する必要があるのだろうか。それは、標本サイズ(全体の数)が異なる2つのデータを比較する際に、生の度数だけでは正確な比較ができないからだ。100人中20人が合格したグループと、20人中10人が合格したグループでは、人数の絶対値だけを見ても真の実態は見えてこない。割合に換算して初めて、後者のグループの方が高割合であることが明瞭になる。