映画での評価を決定づけた後、彼女が挑戦したのがテレビドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば』での複雑な役どころだ。家族という解き明かせない歪みを抱えた主人公を演じきり、従来のアイドルのパブリックイメージを鮮やかに裏切ってみせた。
撮影現場での彼女は、セリフの行間にある沈黙や視線の揺れに極限までこだわり抜いたという。緊迫したシーンが続く中、撮影の合間にはスタッフへ細やかな気配りを見せつつも、カメラが回った瞬間に一変する集中力。そのギャップと圧倒的な役への没入感は、共演者や監督を唸らせた。ドラマのヒットは、彼女が単なる知名度によるキャスティングではなく、実力で掴み取った結果であることを証明している。