カウントダウンが本格化するのは、多くの学校で「残り30日」を切ったタイミングだ。ここで真価を発揮するのが、クラス全員による日替わり担当制である。
絵が得意な生徒は圧倒的なクオリティのイラストを描き、お笑い担当の生徒はクスッと笑える大喜利ネタを仕込む。普段はあまり目立たない生徒が、カレンダーの裏に綴った誠実なメッセージでクラス中を感動させることもある。一日に一枚しかめくれないという制約が、教室の中に不思議な一体感を生み出していく。「明日は誰の番だろう?」——そのワクワク感が、登校する理由そのものになるのだ。