脱炭素と宇宙開発を揺るがす「強酸化剤」の衝撃——2026年、産業界が注視する化学反応の現在地

脱炭素と宇宙開発を揺るがす「強酸化剤」の衝撃——2026年、産業界が注視する化学反応の現在地

脱炭素と宇宙開発を揺るがす「強酸化剤」の衝撃——2026年、産業界が注視する化学反応の現在地にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

電気自動車(EV)や大規模格電池の分野は、資源リスクの回避に向けた大きな転換期を迎えている。リチウムやコバルトといったレアメタルの価格高騰と地政学リスクを背景に、研究開発の主戦場はナトリウム系電池へと急速にシフトした。

中でも「ナトリウム空気電池」は、正極側でこの過酸化物が可逆的に生成・分解される化学機構を利用する。理論上のエネルギー密度は従来のリチウムイオン電池の数倍に達する。長年課題とされていた充放電に伴う過電圧の増大と過酸化物の結晶化コントロールに対し、最新の触媒技術が解決の糸口を開いたことで、実用化へのカウントダウンが始まった。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。