プロ野球やJリーグなどのプロスポーツ興行において、順位確定後の試合にはチーム運営上の明確なメリットとデメリットが存在します。
最大のメリットは、消化試合における積極的な若手起用です。優勝争いの重圧から解放されたチームは、ファーム(2軍)で結果を残してきた有望株を積極的に1軍のスタメンや先発投手に抜擢します。トップレベルのスピードや変化球を肌で体感させる絶好の育成機会となり、ここで台頭した選手が翌シーズンの開幕スタメンを勝ち取るケースも珍しくありません。また、シーズンを通してフル回転してきた主力選手を休養させ、怪我のリスクを避ける戦力マネジメントも可能になります。
一方で、球団経営における深刻なデメリットが観客動員の急激な落ち込みです。順位が決まってしまった終盤戦はチケット販売が伸び悩み、球場の空席が目立つようになります。また、プロとしての勝負勘や選手のモチベーション維持が難しくなり、試合自体の緊張感が薄れてしまう点も興行としての課題です。