緑のイズムは一朝一夕に生まれたものではない。かつて明治の動乱期に創業者の川崎正蔵が築いた造船の志は、幾多の時を経て巨大な技術集団へと結実した。その重厚な技術基盤を持つ川崎重工業株式会社から分社化を果たし、国内の二輪車製造業を強力に牽引するのが株式会社カワサキモータースジャパンだ。
陸・海・空、そして宇宙へと至る川崎重工グループの技術力は、二輪車のフレームワークやエンジン設計の隅々にまで生きている。航空機部門からのフィードバックによる空力解析や、ガスタービン部門の技術を結集させた過給機付きエンジンなど、他社には真似のできないモノづくりの思想が底底と流れている。