「翌日の授業で使う教科書を今すぐ乾かしたい」「冷凍庫で何日も待てない」という緊急時には、道具を正しく使った即効性のある対処法が役立ちます。
ドライヤーを使う場合は、必ず「冷風」または「極めて弱い温風」を使用し、本から30cm以上離すことが鉄則です。本を立てて扇状に軽く開き、下から風を送り込むようにして空気の通り道を作ります。熱風を一点に集中させるとその部分だけが急激に収縮して酷いうねりが発生するため、常に風を動かしながら全体を均一に乾かしていきます。
シワが残ってしまった薄いページには、「あて布+低温アイロン」が有効です。濡れた紙の上に白いハンカチなどのあて布を敷き、スチームを切った極低温のアイロンを滑らせるように短時間当てます。これにより、プレス効果でシワをきれいに伸ばすことが可能です。
さらに、ページ同士の張り付きを防ぐ隠れた裏ワザが「ベビーパウダー(タルク粉)」の活用です。半乾きのページ表面にベビーパウダーを少量ふりかけ、柔らかいブラシやティッシュで薄く伸ばします。余分な粉を払い落としてから重しをかけると、粉末が微細な水分を吸着しつつ紙同士の癒着を防ぎ、サラサラとした指触りが復活します。