「夜中に少し声が聞こえるだけだから」と放置するのは禁物です。ハクビシンが屋根裏に住み着いた場合、時間の経過とともに被害は加速度的に拡大します。
最大の脅威となるのが、ハクビシンの持つ「ため糞(ふん)」の習性です。ハクビシンは縄張り内の特定の1箇所を決めて排泄を繰り返すため、天井裏の同じ場所に数キロから数十キロ単位の糞尿が堆積します。やがて尿が染み出して天井板に巨大なシミを作り、最悪の場合は天井板が重みに耐えきれず部屋の中に崩落する事故も起きています。
さらに、糞尿やハクビシンの体表には大量のダニ(ヒゼンダニ等)やノミが寄生しており、これらが天井の隙間から居住空間へ落下してアレルギー性皮膚炎や喘息の原因となります。サルモネラ菌やレプトスピラ症など重篤な感染症を媒介する病原体も保持しているため、鳴き声を確認した段階での迅速な対処が不可欠です。