クドカン旋風を巻き起こした『あまちゃん』は、朝ドラの視聴体験そのものを変えた金字塔だ。東北の地方創生とアイドルカルチャーを融合させた物語は、毎朝X(旧Twitter)でトレンドを独占し、社会現象と呼ぶにふさわしい熱狂を生み出した。
さらに近年の令和期を代表する作品として挙げられるのが『らんまん』と『虎に翼』である。神木隆之介が植物学者・牧野富太郎をモデルに演じた『らんまん』は、圧倒的な映像美と丁寧な人間描写で視聴者を魅了した。そして伊藤沙莉が日本初の女性弁護士を演じた『虎に翼』は、法の下の平等やジェンダー問題という重厚なテーマを真っ向から描き、現代社会に大きな一石を投じた。いずれも従来の「朝ドラらしさ」をアップデートした最高峰の作品だ。