近年、NHK報道ドキュメンタリーをはじめとする各種検証番組や特集記事において、かつて社会を震撼させた過激派運動の痕跡が改めて再検証されている。時代の熱狂に呑み込まれた若者たちが、いかにして暴走し、内ゲバという惨惨たる暗黒へ落ちていったのか。残された映像記録と証言は、現代の視聴者にも深い不気味さと教訓を突きつける。
現代日本政治史・ジャーナリズムの視点から俯瞰するとき、両派の闘争は過去の異質な出来事にとどまらない。自己の絶対正義を信じ込み、対立する他者を力で排除しようとする心理構造は、形を変えて現代社会にも潜み続けている。客観的な報道と検証の継続こそが、過激化の再来を防ぐための防波堤となる。