この熱愛劇を語る上で欠かせないのが、大竹しのぶの前夫である明石家さんまの存在です。通常であれば気まずい関係になりがちな前夫と同棲相手ですが、さんまの規格外の度量とユーモアにより、非常に風通しの良い関係性が築かれていました。
さんまはテレビ番組の中でも「野田さん」と親しみを込めてネタにし、子どもたちを通じて間接的に交流を持つことすらありました。子どもたちが野田秀樹に懐いている様子をさんまも温かく見守り、大竹しのぶを中心に据えた不思議でポジティブな人間関係が成立していたのです。この大人の成熟したスタンスがあったからこそ、子どもたちも傷つくことなく健やかに育つことができました。