ネット上で広く親しまれている「だから滅びた(だから滅びたのだ)」という台詞の元ネタは、鳥山明氏による不朽の名作『ドラゴンボール』に登場するサイヤ人の王子・ベジータの発言です。
作中において、戦闘民族であるサイヤ人は圧倒的な武力を誇りながらも、宇宙の帝王フリーザの手によって母星ごと消滅させられました。誇り高きエリート戦士であるベジータは、情けや甘さを徹底的に排除する冷酷なリアリストとして描かれています。彼が放った「…だから滅びたのだ…」というセリフは、敵味方を問わず、戦いにおいて「甘さ」「お人好しな判断」「団結力の欠如」を見せた相手に対して吐き捨てられた決定的な一言でした。
アニメ版では、声優の堀川りょう氏によるドスの利いた鋭い低音ボイスによって演じられ、その冷淡さと哀愁が混ざり合った演技が視聴者に強烈な印象を刻み込みました。自身のルーツである民族の滅亡という重い過去を背負っているからこそ、その言葉には単なる罵倒を超えた重厚な説得力が宿っています。