現在、受験界隈や理系コミュニティでとりわけ熱い視線を集めているのが、神戸大学大学院農学研究科の院試です。大学院進学率が7割を超える農学部において、内部進学だけでなく、関西圏の私立大学(同志社大、立命館大、近畿大など)や地方国公立大学からの外部受験生が急増しています。
大学が公表している志願者動向および神戸大学大学院農学研究科の倍率データを見ると、全体の平均倍率は1.3倍〜1.8倍程度で推移しているものの、特定の人気講座や研究室では2.0倍〜2.5倍以上に跳ね上がるケースが珍しくありません。他大学の理系大学院では定員割れに近い倍率1.0〜1.1倍で推移する専攻も多いなか、この選考倍率は他大出身者にとって「想定以上の激戦」と映っています。
背景にあるのは、神戸大学全体の教育環境の近代化とブランド力の高さです。折しも令和8年度(2026年度)には医学研究科と保健学研究科の統合など、大学全体で組織の大規模な機能強化が進められており、農学研究科においても学際的な連携プロジェクトが活発化しています。入試説明会は毎年6月に農学部学舎およびオンラインのハイブリッド形式で実施されますが、早期から参加して過去問の傾向を掴み、出題意図を熟知した対策を講じなければ、足元をすくわれる難度となっています。