茜屋日海夏の声優人生における最大のターニングポイントは、2014年に放送を開始したテレビアニメ『プリパラ』の主人公・真中らぁら役への抜擢です。
「かしこまっ!」という決め台詞とともに、持ち前のハイトーンボイスと天真爛漫なキャラクター性を完璧に表現。小学生から大人まで幅広い層のファンを魅了し、アーケードゲームや劇場版、ライブイベントを含む一大コンテンツへと牽引しました。声優がキャラクターとして実際にステージで歌い踊る「声優×アイドル」のハイブリッド文化を定着させた功労者の一人です。
しかし、彼女の真価は単なる「可愛いアニメキャラの声優」に留まりません。以降に出演した主要作品では、極めて多面的なキャラクターを見事に演じ分けています。
- 『終末のイゼッタ』(イゼッタ役):過酷な運命に翻弄されながらも祖国のために戦う魔女の葛藤と凛とした強さを、重厚なシリアスボイスで熱演。
- 『Dance with Devils』(立華リツカ役):アクマやヴァンパイアに惑わされる乙女心の揺らぎを繊細に演じ、ミュージカル調の劇中歌でも高い歌唱力を証明。
- 『手品先輩』(お姉ちゃん役):コメディタッチの掛け合いにおいて、抜群の間とコミカルな演技を披露。
演劇関係者やアニメーション監督からの評価も高く、「現場での読解力が極めて深く、演出の意図を瞬時に身体表現へ落とし込める役者」と絶賛されています。舞台演劇の現場で培われた全身を使った発声法が、声優としての声の芯の強さにも直結しています。