日常的に名鉄を利用していると、「なぜこれほど頻繁にダイヤが乱れるのか」と疑問を抱く場面も少なくありません。鉄道関係者への取材や国土交通省の統計資料を分析すると、名鉄線遅延理由には明確な傾向が存在します。
第1の要因は、踏切事故や自動車の立ち往生です。名鉄は総営業距離が444.2kmにおよび、私鉄屈指の路線網を誇る一方で、地上を走る区間が多く多数の踏切が存在します。特に地方私鉄区間や住宅密集地を抜ける路線では、踏切遮断機の直前横断や車の脱輪による安全確認が頻発します。
第2の要因は、突発的な人身事故です。名鉄人身事故速報が流れた場合、警察や消防による現場検証および救助活動が必要となるため、名鉄運転見合わせの時間は平均して60分〜90分程度に及びます。特に本線の主要駅間(名鉄一宮〜名鉄名古屋間、金山〜神宮前間など)で発生した場合、岐阜・一宮方面から豊橋・中部国際空港方面までの直通運転が全面的にストップします。
さらに、濃尾平野特有の気象条件も影響します。伊吹おろしによる強風や冬期の積雪、梅雨時期の局地的大雨によって、名鉄名古屋本線運行状況や高架の多い名鉄常滑線遅延情報、さらには海上橋を渡る名鉄空港線運行状況が急変し、速度規制や運行見合わせが発令されるケースが目立ちます。