画面上で圧倒的な異彩を放つ小日向文世だが、ひとたびカメラが回っていない現場に目を向けると、そこには驚くほど気さくでチャーミングな姿がある。共演者や現場スタッフが口をそろえるのは、彼の「場を和ませる天才的な人柄」だ。緊迫したサスペンスの現場であっても、待ち時間には周囲を笑わせ、若手俳優たちの緊張をすっとほぐしてしまうという。
また、プライベートでは大の観賞植物好きや観客目線でのドラマ鑑賞を楽しむなど、どこまでも素朴で温かな生活を大切にしている。この「飾らない素顔」と「カメラ前の凄み」という激しいギャップこそが、彼が演じるキャラクターに人間臭い深みを与えている秘密なのだろう。