2000年代以降、徳永英明のキャリアにおいて空前の金字塔となったのが、ユニバーサルミュージックからリリースされたカバーアルバム『VOCALIST』シリーズだ。女性アーティストの名曲を唯一無二のハスキーボイスで再解釈したこの企画は、爆発的な大ヒットを記録した。
この大ブレイクの背景には、世代を超えたリスナーの心を掴む綿密なセレクトと制作体制が存在した。息子世代の若い感性や視点もまた、デジタル時代における楽曲の広がりや新しいリスナー層へのリーチにおいて、少なからぬインスピレーションを与えていたと言われている。