このエリアの成功を支える根幹は、行政・民間企業・大学が強固に手を組む独自の公・民・学連携スタイルにある。事業の主導的な役割を果たす三井不動産株式会社は、単なるビルの建設にとどまらず、街全体のエリアマネジメントとコミュニティ形成に注力してきた。そのビジョンに深く関わっているのが東京大学柏キャンパスだ。
世界トップレベルの研究機関が提示する知見と、民間企業の実行力が結実したのが柏の葉スマートシティプロジェクトにほかならない。さらに、官民一体で取り組むスマートシティ推進事業により、自動運転バスの実証実験やエネルギーの地域融通、健康データの活用など、未来のインフラが街のあちこちで稼働している。学術とビジネスが日常的に交差する環境こそが、世界中から優れた人材を引き寄せる磁力となっている。