どんなに対処法を試しても激しい泣きが収まらない現象、いわゆる乳児コリック(黄昏泣き)は、多くの親を精神的な限界へと追い込む。特別な病変が見られないにもかかわらず、夕暮れ時になると数時間以上にわたって激しい号泣が続くのが特徴だ。
日本小児科学会の専門家らも指し示す通り、これは親の育て方や愛着の不足によるものではなく、未発達な消化器官の不快感や神経系のオーバーヒートが原因と考えられている。世界保健機関(WHO)の指針においても、保護者の精神的負担軽減と安全なケア環境の確保が最優先課題として掲げられている。無理に泣き止ませようと焦らず、赤ちゃんの安全を確保した上で一息つく勇気も必要なのだ。