SNSや口コミサイトで囁かれる「顎骨切り 失敗 後悔」という声の正体は何なのでしょうか。外科手術における合併症と、審美的なギャップという2つの側面から検証します。
最も警戒すべき器質的リスクは、下顎を通る下歯槽神経やオトガイ神経の損傷による麻痺・後遺症です。下唇から顎先にかけての感覚鈍麻、ピリピリとした痺れが生じる確率はゼロではありません。多くの場合はビタミンB12製剤の服用や時間の経過(数カ月〜1年)とともに神経が回復しますが、神経の完全断裂などが起きた場合、永久的な知覚麻痺として残るケースが報告されています。
審美的な失敗として頻発するのが「骨を削りすぎたことによる皮膚のたるみ」です。土台となる骨の体積を急激に減らすと、余った皮膚や脂肪が下垂し、二十重顎やマリオネットラインの悪化を招きます。また、顔の黄金比や鼻・唇との位置関係(Eライン)を無視して顎先を短縮・後退させすぎた結果、「老け顔になった」「鳥のような顔立ちになった」と精神的に追い詰められるケースも後を絶ちません。