ネット上で囁かれる「橋本聖子の歌手活動歴」は、結論から言えば紛れもない歴史的事実です。スケート時代の現役トップ選手であった1984年10月21日、CBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)よりシングルレコード『君だけの青春 / 恋はローリング・ハート』をリリースし、正式に歌手デビューを飾っています。
同年2月に開催されたサラエボ冬季オリンピックにおいて、橋本聖子氏はスピードスケート500m・1000m・1500m・3000mの4種目すべてに出場。日本のエースとして脚光を浴びた直後、当時としては異例のメディア展開としてレコード制作プロジェクトが始動しました。単なるノベルティグッズではなく、大手レコード会社からメジャー流通された公式カタログ作品です。
表題曲『君だけの青春』は作詞を及川恒平氏、作曲を小田裕一郎氏(松田聖子の初期代表曲を数多く手掛けたヒットメーカー)が担当。カップリングの『恋はローリング・ハート』を含め、当時の王道ポップス陣が楽曲制作を手掛けており、音楽業界が本腰を入れてプロデュースした一枚でした。