同館の歴史を紐解くと、そのルーツは1965年に開業した名門「くろよんロイヤルホテル」に遡ります。関西電力グループが黒四ダム建設に伴う観光開発の一環として設立し、半世紀以上にわたって皇族や財界人、アルピニストたちに愛されてきました。
時代の変遷とともに施設の老朽化が進んだことから、2019年に大規模な全面改装工事に着手。2026年7月、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)と提携し、日本初となる「ホリデイ・インリゾート」ブランドへと生まれ変わりました。この旧くろよんロイヤルホテルのリブランド経緯において特筆すべきは、歴史ある建築の堅牢な骨格を活かしつつ、北欧モダンと和の温もりを融合させた意匠へと完全刷新された点です。
かつての重厚なクラシカルホテルから、全世代型のアクティブリゾートへと舵を切った戦略は奏功し、国内のファミリー層のみならず、インバウンドの長期滞在需要をも強力に取り込むことに成功しています。