松田聖子『夏の扉』が愛され続ける理由とフレッシュコールの誕生秘話

松田聖子『夏の扉』が愛され続ける理由とフレッシュコールの誕生秘話

松田聖子『夏の扉』が愛され続ける理由とフレッシュコールの誕生秘話に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

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『夏の扉』は、松田聖子のディスコグラフィにおいて決定的な転換点となった作品です。1981年4月21日にリリースされた本作の最大のトピックは、後に数々の名曲を世に送り出すことになる作詞家・松本隆が初めて松田聖子の作詞を手がけたシングルであるという点にあります。

当時の制作陣は、デビューから『裸足の季節』『青い珊瑚礁』『風は秋色』『チェリーブラッサム』とヒットを連発していた聖子の次なる一手として、はっぴいえんど出身の松本隆を起用。松本は「髪を切った少女が新しい季節へ飛び出す」という、従来の歌謡曲にはなかった鮮烈なストーリーテリングを持ち込みました。冒頭の「髪を切ったぼくに 違う女(ひと)みたいと」というフレーズは、少女から大人の女性へと脱皮する瞬間の瑞々しさを完璧に捉えています。

作曲を担当したのは、チューリップのリーダーであり、前作『チェリーブラッサム』に続いて起用された財津和夫です。財津が紡ぎ出した疾走感あふれるメロディラインと、大村雅朗によるブラスセクションを効かせた洗練されたアレンジが見事に融合。さらに、資生堂「エクボ洗顔フォーム」のCMソングに起用されたことで、お茶の間の隅々までその爽やかな世界観が浸透しました。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。