「自分も着物を着て大相撲を観戦してみたい」と考える一般ファンも年々増加しています。溜席以外のマス席や椅子席であれば、飲食や撮影を楽しみながら自由に和装観戦を満喫できます。国技館の雰囲気に映える粋なコーディネートのポイントをまとめました。
まず意識したいのが季節感と帯周りの小物遊びです。1月場所(初場所)なら新春らしい松竹梅や吉祥文様、5月場所(夏場所)なら涼やかな単衣(ひとえ)や初夏の花、9月場所(秋場所)ならシックな秋草柄など、四季の移ろいを布地で表現するのが和装の醍醐味です。
相撲ファンならではのこだわりとして人気なのが、「軍配」「力士」「懸賞旗」「化粧まわし」などをモチーフにした帯留めや根付を取り入れるスタイルです。着物自体は無地感の紬(つむぎ)や小紋ですっきりとまとめつつ、帯留めでさりげなく相撲愛をアピールする着こなしは、会場内でも「粋でおしゃれ」と周囲の目を引きます。
マス席で観戦する場合は靴を脱いで小上がりに座るため、足袋の汚れを防ぐ替え足袋カバーを持参することや、座ってもしわになりにくい縮緬(ちりめん)やポリエステル混紡の上質素材を選ぶのが快適に楽しむコツです。