数ある讃岐うどん店や製麺所の中で、なぜ讃州製麺はこれほどまでに熱烈なリピーターを生み出し続けているのでしょうか。その核心は、徹底した多加水熟成製法と温度・湿度管理の極限までの追求にあります。
うどんの命である小麦粉は、オーストラリア産高級小麦(ASW)とうどん用国産小麦を独自の黄金比率でブレンド。讃岐の伝統的な足踏み工程の原理を近代的な製麺ラインに落とし込み、生地のグルテンネットワークを傷つけることなく幾重にも折り重ねて熟成させます。業界関係者の証言によると、「讃州製麺の麺は中心部に向かうほど強靭な弾力を持ちながら、表面は吸い付くように滑らかで、つゆの絡みが別格である」と評されています。
イリコ(煮干し)の選別にも妥協がありません。瀬戸内海・伊吹島周辺で獲れた上質なカタクチイワシを厳選し、頭と内臓の苦味が出ない絶妙な温度帯で水出し・煮出しを行うことで、澄んだ黄金色でありながら力強い旨味の凝縮した出汁を完成させています。