一般的なトイプードルの平均寿命は12〜15年程度とされ、小型犬の中でも比較的長寿な犬種として知られています。しかし、極端に体が小さいティーカッププードルに関しては「寿命が短い」「早死にしやすい」という声が頻繁に聞かれます。
この短命説には明確な医学的根拠が存在します。ティーカッププードルの寿命が短いとされる最大の理由は、内臓機能の脆弱さと急激な体調変化への耐性の低さです。体重が1kg前後の極小個体は、肝臓や心臓などの臓器が十分に成熟していないことが多く、麻酔リスクや投薬量のコントロールも極めて難しくなります。
特に危険視されるのが水頭症と低血糖症です。脳室に脳脊髄液が溜まり脳を圧迫する水頭症を発症すると、歩行困難やけいれん発作を起こし、幼少期に命を落とすリスクが高まります。また、体内に糖分を蓄える筋力や肝機能が未発達なため、数時間の絶食や寒冷ストレスだけで重篤な低血糖性昏睡に陥る危険と隣り合わせです。