声優としての知名度が先行しがちな小野賢章ですが、演劇界・舞台関係者の間では「生粋の舞台俳優」としての評価が非常に高いことで知られています。
その象徴的な出来事が、舞台『黒子のバスケ』シリーズです。アニメ版で主演声優を務めた本人が、そのまま実写舞台でも同役の主演を務めるという試みは、2.5次元舞台の歴史においても極めて異例でした。小野は声のトーンだけでなく、繊細な身体表現とボールハンドリングで見事に黒子テツヤを立体化させ、演劇ファンを唸らせました。
さらに、名作舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』日本公演では、ハリーの次男であるアルバス・セブルス・ポッター役をオーディションで勝ち取り出演。映画版で父親ハリーの声を10年間演じた小野が、今度は舞台上でその息子を演じるというドラマチックな配役は、世界中のポッターファンの間でも大きな話題を呼びました。映像・音響・舞台のすべてで一流のパフォーマンスを発揮できる点が、現場演出家から絶大な信頼を寄せられる理由です。