テンプレとは何の略?意味と使い方・ビジネスからネット用語まで徹底解説

テンプレとは何の略?意味と使い方・ビジネスからネット用語まで徹底解説

テンプレとは何の略?意味と使い方・ビジネスからネット用語まで徹底解説について分かりやすく解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

単なるオフィス用語だった「テンプレ」が、独自のサブカルチャー的ニュアンスを獲得した背景には、日本のインターネット黎明期におけるコピペ文化とテンプレの歴史が存在します。

2000年代初頭、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)をはじめとする大型掲示板では、新しいスレッド(掲示板内の個別トピック)を立ち上げる際、冒頭の1〜数番目の投稿にスレッドの利用規約や関連リンク、FAQを掲載するルールが形成されました。これを「スレッドのテンプレ」と呼んだことが、ネット用語テンプレの使い方の出発点です。

ここからネットユーザーの間で、ユーモラスな投稿や定型的な言い回しを改変して遊ぶ文化が生まれ、数々のテンプレ構文の元ネタが爆発的に拡散しました。例えば「お祈りメール(不採用通知)の定型文」をパロディ化した文章や、特定のアニメやゲームのセリフを骨組みにした改変コピペは、ネットコミュニティにおける共通言語として機能していきました。

この流れはやがてエンターテインメントの批評軸にも波及します。アニメ漫画のテンプレ展開という表現が定着し、「異世界転生した主人公が序盤で圧倒的なチート能力を手に入れる」「曲がり角で食パンをくわえた少女と衝突する」といった、お決まりの設定やプロットを「テンプレ」と呼ぶようになりました。ここでのテンプレは、視聴者にとって「安心できる王道の快感」を意味することもあれば、「既視感だらけで陳腐な演出」という皮肉を込めて使われることもあります。

近年ではSNSテンプレの流行と使い方がさらに多様化を見せています。InstagramのリールやTikTokでは、指定の音源に合わせて決まったタイミングで写真を切り替える動画フォーマットが「テンプレート」として公式提供され、X(旧Twitter)では「#〇〇な人と繋がりたい」といった投稿フォーマットが日常的に活用されています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。