単体のポーズが描けるようになった段階で多くの人がつまずくのが、画面全体のバランスを取るイラスト構図(初心者向けのコツ)と、キャラクター同士の掛け合いを描く2人構図の可愛いイラストポーズです。
魅力的な構図を作るための第一歩は、ポーズイラストにおけるアタリの取り方をマスターすることです。いきなり目や服を描き始めるのではなく、「頭部(球体)」「胸郭(卵型)」「骨盤(台形)」の3つのブロックをシンプルな立体として配置します。この3ブロックの向き(正面・斜め・ひねり)をそれぞれ少しずつ変えるだけで、人体特有のしなやかなひねり(トーション)が生まれ、硬い印象を払拭できます。
2人のキャラクターを配置する場合、単に横に並べるだけでは距離感や関係性が伝わりません。以下のような「視覚的関係性のテクニック」を取り入れると、ドラマチックで可愛い2人構図に仕上がります。
1つ目は「ハート型・三角型のシルエット形成」です。2人が頭を寄せ合ったり、背中合わせで手をつないだりすることで、全体のシルエットが1つのまとまった幾何学形状(三角形やハート型)を描くように配置します。これにより視線があちこちに散らず、鑑賞者の目が自然と2人の表情へと引き寄せられます。
2つ目は「高低差と奥行き」の演出です。一方が立ち、もう一方が座る、あるいは一方が手前に身を乗り出して「自撮り」をし、奥のもう一方が手を振るような前後関係をつくることで、平坦な画面に心地よい立体感が生まれます。パーソナルスペースをあえてゼロにする「腕組み」「耳打ち」「肩もたれ」などのスキンシップは、親密さと可愛らしさを爆発させる鉄板のポーズです。