アース付きコンセントがない?危険性と工事費用・賃貸の対策を徹底検証

アース付きコンセントがない?危険性と工事費用・賃貸の対策を徹底検証

アース付きコンセントがない?危険性と工事費用・賃貸の対策を徹底検証に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

電化製品の内部には電気を通す回路と、人間が触れる外側の金属ボディを隔てる「絶縁体」が存在します。しかし、家電製品は長年の使用による経年劣化、内部モーターの摩耗、湿気や結露、ホコリの付着によって絶縁性能が徐々に低下していきます。この絶縁が破れ、電気が外装の金属部分へ漏れ出る現象が「漏電」です。

もしアース線が繋がれていない状態で漏電した家電の金属部に手が触れると、電気は人間の体を通り、足元を通って大地へと流れていきます。人体は水分と電解質を多く含むため電気を通しやすく、わずか数ミリから数十ミリアンペアの微弱な電流であっても、筋肉の硬直による自力脱出不能や心室細動を引き起こし、最悪の場合は心停止に至ります。これが感電の恐ろしいメカニズムです。

アース線が適切に大地へ接続されている場合、電気は抵抗値の大きい人体(約1,000Ω〜5,000Ω)ではなく、電気抵抗が圧倒的に低いアース線(100Ω以下:D種接地工事基準)を優先して流れます。漏電が発生した瞬間に電気が大地へ逃げるだけでなく、家庭の分電盤にある漏電遮断器が「異常な電流の流出」を即座に感知して電源をコンマ数秒で遮断します。つまり、アース線は感電を防ぎ、ブレーカーを正常に作動させるための必須の安全装置なのです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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