工場に到着してまず来場者を圧倒するのが、敷地内にそびえ立つ巨大看板「ビッグミルチ」です。明治の看板商品である「明治ミルクチョコレート」のパッケージをそのまま巨大化させたこのモニュメントは、プラスチック製広告看板としてギネス世界記録にも認定された高槻市のランドマークです。
看板のサイズは高さ約27.6メートル、幅約165.9メートルに達し、通常の板チョコレート約42万枚分に相当するスケールを誇ります。JR京都線や阪急電車の車窓からも鮮明に確認できるため、関西圏に暮らす人々にとっては日常の風景であると同時に、「一度はあの足元に行ってみたい」と思わせる強いアイキャッチとなっています。
館内に入ると、約80分から90分の所要時間で構成された充実の見学ツアーがスタートします。見学フロアでは、カカオ豆の原産地やチョコレートの歴史、栄養素や健康効果に関する展示をインタラクティブに学ぶことができます。
ハイライトとなるのが実際のチョコレート製造工程の見学です。ガラス越しに見るラインでは、ロングセラー商品である「きのこの山」の成型工程から、焼き上がったクラッカーとチョコレートが合体する瞬間、さらには「きのこの山・たけのこの里ファミリーパック」の高速包装工程までを目の当たりにできます。整然と流れるロボットアームや厳格な衛生管理体制は、日本のものづくりの精度を実感させる圧巻の光景です。