国土交通省の「川の防災情報」および近畿地方整備局河川データの集計によると、紀の川(吉野川)本川上流に位置する大滝ダム貯水率速報は94.5%を記録しており、直近1週間で約12ポイント上昇するなど、極めて潤沢な貯水量を保っています。県内主要ダムの中でもトップクラスの水準であり、生活用水・発電・洪水調節の各面で盤石な態勢が整っています。
一方で、奈良盆地への水道用水供給を担う水資源機構木津川上流ダム群に属する布目ダム現在の水位や室生ダム渇水情報を精査すると、季節ごとの貯水池運用ルール(夏期制限水位など)に沿った計画的な水位調整が行われています。単にパーセンテージの高低だけを見て「水不足だ」と早合点するのではなく、利水容量に基づいた実質的な有効貯水量を正しく把握することが不可欠です。